高血圧で発症しやすい閉塞性動脈硬化は降圧対策で
2019年07月13日
高血圧と動脈硬化は、切っても切れない関係という事実は、あまり知られていないようです。
動脈硬化は心臓から全身に血液を送る、動脈という血管が硬くなる病気の事を言います。
血圧が高い状態が続くと、血管に強い圧力がかかります。
すると動脈は圧力に耐えようとして、血管壁を厚くしてしまうのです。
血管壁に厚みがでると、当然血管内は狭くなってしまいます。
狭くなる事で血管には、なお一層圧力がかかり、また動脈が厚くなるという悪循環を引き起こします。
動脈硬化はただ血管が厚くなるだけでなく、起こった場所によって様々な悪影響を与えてしまう為、注意したい病気です。
例えば、脳の血管に動脈硬化が起こった場合、脳梗塞や脳出血の影響が懸念されます。
心臓で起これば心筋梗塞の、発症リスクが高まります。
このように、高血圧によって引き起こされる動脈硬化は、様々な体の部分に影響を与えてしまうのです。
動脈硬化によって引き起こされる、病気の1つに「閉塞性動脈硬化」という病気が挙げられます。
閉塞性動脈硬化症は、足の部分の動脈が硬くなってしまう病気です。
足に血流が行き渡らなくなる為、必要な栄養素や酸素を十分に運べません。
この閉塞性動脈硬化症を起こすと、足のしびれや痛み、冷たさを感じやすくなります。
また、歩くと痛みを感じたり、症状が重くなると安静にしていても、痛みを感じてしまうケースもあるようです。
血圧が高いだけで、このような重い病気を発症させてしまうかもしれません。
ですので、血圧が高めという方は日頃から、降圧対策を心がけましょう。
降圧対策としては、塩分の摂取量を減らすケアが基本です。
1日に塩分の摂取量を、6グラム未満に抑える必要があります。
また、血管をしなやかに保つ為、タンパク質も意識して摂取しましょう。
この時、血流を改善するDHAやEPAを含む青魚を多く食べるようにすると、より降圧に効果的です。